新年度が4月からになるその理由

日本っていう国は、大体が4月1日から「新年度」に切り替わります。

新年度って?という方がいらっしゃいますので、ご説明しますと・・・

1年間っていうのは、1月1日(元旦)から12月31日(年末)までの事を言いますよね。

一人親方様や、事業主等の方など(会社員の方も)が1年間に稼いだお金(収入等)から、その収入を稼ぐのに使ったお金(経費・損金)を引いた金額と基礎控除(所得税計算は一律38万円・住民税計算は一律33万円)を差し引いた金額が【一年間の所得】となります。

参考: 収入 − 必要経費 − 各種控除 = 課税所得金額
課税所得金額 × 税率 − 課税控除額 = 所得税額

簡単に言いますと、課税所得金額のことを【一年間の所得】と言って、その所得をもとに様々な課税計算がされています。

こんがらがるのが(笑)、収入・売上・粗利・所得ですね。

売上とは、一年間に稼いだお金です。そこから必要経費を引いた金額が粗利ですね。収入と売上は大体同じ意味として捉えて大丈夫かと思います。(税計算では収入と言います。)

また粗利と所得も大体同じですね。商品販売やサービスの対価に応じて受け取る代金から必要経費を引いたのが粗利や所得です。

そして、この計算をする期限が3月15日までの【確定申告】となるわけです。

確定申告が終わると、国は様々な税金の計算に入るわけですが、国民全員分行うんですから大変な作業ですよね~( ;∀;)

なので!

行政の国保は、保険料が決定するのが6月頃だったりします。でまたこんがらがるのが、6月~8月から10回~8回(期といいますが)で支払いますでしょ?

あーーーわからん!ってなるわけですね(笑)

それでは、わかりやすく説明しましょう!

●課税所得の基準となるお金は【1月1日から12月31日】までの収入から経費を引いたもの。

●確定申告は1月1日から12月31日のお金を、翌年の3月15日まで申告する。

●課税関連(国保税や固定資産税・住民税等々)の切り替えは【4月1日】から。

●国保の保険証なども【4月1日から翌年の3月31日まで】が一年間となる。

●行政国保保険料徴収は、6月からの市町村区は10回で、8月からの市町村区は8回に分けて1年分を支払う。

●各種税金支払いも、大体6月から支払いが始まる。

こんな感じなので、国の年度というのは【4月1日】から新年度~というわけですね。

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